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PROLOGUE
みなかみ廃墟再生プロジェクトについて

関東の奥座敷と呼ばれた水上温泉街も,平成後期には利根川沿いに大型廃業旅館が並ぶようになっていました。昭和期に重ねられた増改築,平成期の観光形態の変容がもたらした風景です。

 

みなかみ町は2021年,地銀・群馬銀行の仲介で群馬出身の創業者が地域共創を掲げるオープンハウスグループ(OHG)と出会い,そこから東京大学大学院工学系研究科も交えた包括連携協定締結に到り,この典型的な温泉街の課題に対処すべく中央に位置する廃墟「旧一葉亭」敷地の再生に乗り出しました。土地はOHGが取得し,上物は行政が寄付を受けて取得。OHGからの企業版ふるさと納税と観光庁からの観光地高付加価値化のための解体補助金を組み合わせることで,膨大な解体費を最低限の元手で賄うスキームが考案されました.

 

東大都市デザイン研究室が学生含め調査・構想を先導する中で,マスツーリズムを経験した土地にしか現れ得ない複雑で独特な構成の低層部を中心に既存ストックを活用する“廃墟再生”の方針を定めました。特に渓流に迫り出す部分は再生でなければ継承できない立地であったことは判断の背中を強く押しました。

 

2022年に再生建築研究所が既存建物の調査を足がかりに参画。事業性・地域文脈・環境負荷・耐震性・解体手順など多岐にわかる検討を各者連携して加え,複数案からベストと思われる減築デザインに辿り着き、2024年末に減築工事が完了しました。解体もリノベーションも立ち行かなくなっていた廃墟は,4年に渡る減築により無二の立地と土地の履歴を特別な価値として宿しながらマーケットに戻ったと言えます。温泉街には山の風景が取り戻され,水音と川風が吹き込んでいます.2023年の公募で株式会社Stapleが活用事業者として加わり,現在はアセットとしての価値を付加していく過程にあります.

 

2025年秋の温泉街のマルシェでは敷地を会場として暫定的にひらき,廃墟の分解過程のエネルギーを地域と共有しました。しかるべきタイミングでの主体間連携,廃墟建物の取得・活用リスクを背負う行政の決断,減築設計者の精細な計画と現場指示の賜物であるこの取組が,全国同様の課題を持つ温泉街の再生モデルとして広がっていくことを願っています。

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AREA DESIGN & ACTION
廃墟再生から水上温泉街のミライへ

旧一葉亭における廃墟再生プロジェクトをひとつのきっかけにしながら、水上温泉街の地元事業者の皆さんと連携したアクションを、各所で展開しています。

温泉街の裏路地にある「旧ひがき寮」は、以前「旧一葉亭」の従業員寮として使われた独特な建ち方をする長屋でした。2021年当時、蔦に覆われきっていた旧ひがき寮でしたが、地域の方々や学生が協力して整備・清掃に励み、廃墟再生プロジェクトの第一歩として、大きなインパクトをもたらしました。

 

そして2022年秋以降、この旧ひがき寮をひとつの活動拠点として、水上温泉街全体の新しい魅力を掘り起こす社会実験「廃墟再生マルシェ」を開催。毎年個性ある会場とテーマを設定しながら、産官学金+地元事業者の皆様で水上温泉街だからこその風景・つながり・楽しみ方を提案してきています。2025年秋には、より地域の輪を広げて「ミナカミ・ミライ・マルシェ」として初開催。温泉街通りには新たなモビリティを試験導入し、JR水上駅、旧一葉亭、道の駅水紀行館まで、およそ1.5kmあまりの距離を回遊しながら温泉街のミライを感じ取る、新しいかたちのマルシェに生まれ変わりました。

​また、旧ひがき寮は現在、ものづくりやアップサイクルをテーマとして、より日常的な活用を目指した取り組みを進行中。一部DIYによるリノベーションを進めながら、水上温泉街における創造的拠点づくりを目指しています。

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Latest Info

Project News

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MINAKAMI, GUNMA

利根川源流のまち、群馬・みなかみは、首都圏からのアクセスも良く、温泉やスキー、登山、ラフティングなどのアクティビティも豊富で自然条件に恵まれた観光地です。

豊かな自然環境とこの地で培われた暮らしの文化が世界的に評価され、2017年6月には「ユネスコエコパーク」にも認定。観光形態が変化し、多くの低未利用建物・空き家が生じている水上温泉街においても、自然と共生するまちの再生手法としての新しいモデルが求められる状況にあります。

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このウェブサイトについて

2021年度から、みなかみ町・群馬銀行株式会社・株式会社オープンハウスグループ・東京大学大学院工学系研究科がタッグを組み、「産官学金」連携による調査・研究・提案や、イベントの企画に取り組んでいます。

この「みなかみ廃墟再生プロジェクト」のウェブサイトは主に東京大学大学院都市デザイン研究室のチームによる情報発信です。これからも私たちの活動を通じて、街の再生に繋げていけるように頑張ります。

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Urban Design Lab.

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