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廃墟再生マルシェ2023を開催しました(2023.10.8-9@水上温泉)

更新日:8月23日

2023年10月8日(日)&10月9日(祝)に、群馬県みなかみ町・水上温泉にて、 「廃墟再生マルシェ2023」 を開催しました。



2022年秋に引き続き、2回目となった「廃墟再生マルシェ」 。 今回は規模を大きく拡大し、初年度の会場「旧ひがき寮」に加え、今後このプロジェクトの再生の中心となる旧「一葉亭」の一部「旧エネルギーセンター」を会場として使用し、開催いたしました。


会場内を走り回る小さな子どもたちから、たまたまこの場所を訪れた観光客の方、ずっとこのまちに住むご年配の方まで幅広い方々にご来場いただき、来場者数は2会場で2日間のべ3,000人に。



2日目はやや悪天候に見舞われたのは残念でしたが、そんな足元の悪い中でも多くの方がご来場くださり、廃墟の再生ビジョンについての展示も、たくさんの方が関心を持ってみてくださいました。目の前の廃墟、足元の砂利敷が、将来どんな場所になるとよくて、どんなふうに使いこなすことが考えられて、地域の皆さんとどのように一緒につくっていくことができるのか。


廃墟再生ビジョン展示ブースでは、マルシェの会場となった「エネルギーセンター」に欲しいもの、旧一葉亭が広場になったらしたいこと、の2つを来場者の皆さまに答えていただきました。たくさんの素敵なアイデアをいただきました!



地元・みなかみの自然の恵みを提供くださった出店者の方々。手持ちの物や不要になったものをアップサイクルしたりシェアするような出店者の方々。それぞれのお店さんが、それぞれのアイデアを持ち寄り、「これからのみなかみ」を演出してくださいました。



また敷地の一角には群馬トヨタさんが水素を燃料とするFCV(燃料電池自動車)である「MIRAI」を配置してくださり、敷地内の各ブースへと給電。利根川の水音をかき消さない、エコロジカルな会場運営をサポートしてくださいました。


日が暮れた旧ひがき寮には、キャンドルタワーを設置。コロナ禍が落ち着かない中、また世界では戦争も行われる中、それぞれの願いを書いて、キャンドルを載せていきます。キャンドルアーティストさんが、こうしたプログラムを支えてくださいました。ありがとうございました。



さらに旧ひがき寮では、東大院生たちが、「水上温泉街の蓄積」と題した展示コーナーを構えました。様々な資料を地元の皆様の協力を得ながら収集し、時には廃墟を探索しながら発見し、地域をよく知る方のお話を伺ったりもしてきました。大きく変わりつつあるこの温泉街のアイデンティティあるいは個性を、少しでも記述・共有しておきたいと準備した結果、地元の方々からも多くの好評の声をいただくことができました。



訪れてくださった方、コンセプトに共感して出店してくださった方々のおかげで、あの場所に再生の風を吹かせることができました。

水上温泉街の玄関口にふさわしく、水上峡の魅力を体感できる賑わいのある旧エネルギーセンター。珈琲片手にこだわりの出店や歴史展示を楽しむ落ち着きのある裏路地空間、旧ひがき寮。

これらの場所の未来について想いを馳せながら、多くの方々と素敵な時間を過ごせた、二日間となりました。ご来場くださった皆様、ご協力くださった皆様、ありがとうございました。




 


開催概要



日時:

2023年10月8日(日)11:00-20:00 (※15:00-16:00で一部店舗の入れ替えがあります)

2023年10月9日(祝)11:00-16:00


メイン会場:旧一葉亭エネルギーセンター(MAP : 群馬県利根郡みなかみ町湯原704

サブ会場:旧ひがき寮(MAP : 群馬県利根郡みなかみ町湯原641-1


〇小雨決行。荒天時、中止となる場合があります。

〇お車でお越しの方は、温泉街駐車場のほか、観光会館駐車場をご利用ください(無料)。




利根川源流のまち、群馬県・みなかみ町。その中心温泉街では、バブル期までの反映の面影を残す廃屋が各所に点在する状況が続いてきたが、リノベーションまちづくりの進展や大規模廃業旅館の一部解体もスタートし、ようやくその風景が変わりつつある。そんな流れを加速させようと、新たな取り組みがはじまっています。


そのひとつが、解体予定だった廃屋の利活用へ、東大院生らが企画している「廃墟再生マルシェ」。第1回の2022年は、かつて大規模旅館の社員寮として使われた「旧ひがき寮」が再生。第2回の今年は、温泉街の中心駐車場の目の前に建っている利根川水辺の廃墟「旧エネルギーセンター棟」が再生されて、マルシェ会場となります。


第2回となる、「廃墟再生マルシェ」。今回のテーマは「温泉街の中心で、これからのみなかみに出会う」。解体・改修が進みはじめている大型廃業旅館の一角を暫定利用し、数年後に誕生するはずの温泉街の中心となる広場空間が一足早く感じ取れる2日間となります。


みなかみの自然を感じ取れるあたたかいクラフト小物や、廃材を使ったアクセサリーなどの物販店舗が展開するほか、飲食店も複数出店予定。珈琲、クラフトビール、ホットドッグ、おにぎりなど、みなかみの豊かな水や素材をつかったグルメを味わいながら、ゆったりと時間を過ごしていただけます。


昨年大好評を博した「旧ひがき寮」も、もちろんサブ会場として引き続き活用。今年は展示やキャンドルアートなどが持ち込まれ、ギャラリー空間として活用される予定です。


普段みなかみ町でご商売をされている方の出店から、いつもはお店を持っていない方による今回限りの特別出店まで、バリエーション豊かな皆様に出店いただく予定です!この貴重な機会に是非、水上温泉街に遊びに来てください。お待ちしております!




出店者情報




主催者情報


主催:

  • みなかみ町

  • 株式会社群馬銀行

  • 株式会社オープンハウスグループ

  • 東京大学大学院都市デザイン研究室


協力:

  • 湯原区

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